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糖尿病教育入院・体験記

-第4回 経過は順調

教育入院2日目。糖尿病の食事のポイントは?

初めての入院のためか昨日はなかなか寝つけなかった。が、寝不足のわりには目覚めはすっきりしていた。やっぱり今日予定されている一日血糖のことで、気分が高まっているからだろうか。少しでも良い結果を出すため、今日は運動を多めにやるか。

入院中は朝起床後に体重・体温・血圧・脈拍を自己測定することになっている。測定してビックリしたのが血圧の低さ。なんと2日目にして、115/78mmHgに下がっていた。
以前、職場の自動血圧計で測った時は150/90mmHgを示したこともあって、職場の先生から糖尿だけでなく高血圧も指摘されていた時もあった。
職員健診のときから体重が減っていることや、昨日の食事が入院食で塩分が控えめにされているのと、散歩で汗をかいたのも影響していると思われるが、こんな数値は久々に見た。

今日の講義は、午前中に昨日に引き続き栄養士さんによる「食事療法の必要性について」、午後には看護師さんから「運動療法について」が予定されている。
糖尿病患者にとっては日頃の食事・運動療法が基本になるわけであるから、今日の講義は一層熱が入りそうだ。

特に食事療法の講義は家族同伴となり、私の場合は妻が参加することになっている。
講義では食生活のポイントについて説明された。

むやみにカロリーや量を減らすのではなく、バランスのとれた献立が大切だと強調されていた。
食事療法のポイントは、
①食事はきちんと一日三食、決まった時間に摂る
②よく噛んで食事に時間をかける
③食物繊維を多く摂る
④低エネルギー食品の工夫により、もう一品
⑤目安量を正確に(調味料や食材の量を正確にする為、時々計量する)
⑥味つけは薄めに(塩分量)
⑦甘みはおさえて(糖分を控えめに、人口甘味料の使用)
⑧脂肪分は質と量を考える(植物性脂肪、魚類の脂肪>動物性脂肪)
⑨油料理は控えめに

なるほど、同じような食材や内容の料理でも調理法や味つけの工夫で、栄養のバランスがとれると同時にカロリーも抑えられ、食べる方も我慢を強いられることのない食事が可能となるわけだ。
私自身は料理をほとんどしないので、①と②くらいしか実行できないが、実際に食事を作る妻は、真剣に講義に聞き入り、時折質問をしていた。

講義の後は家族と一緒に入院食を食べた。実際の糖尿病患者の食事内容・量・味つけなどを体感してもらうという主旨だ。一緒に昼食を終え、妻は「よーし!!」と気合入れて帰って行った。

食事については妻に依存せざるを得ない状況で、育ち盛りの子供を抱えつつ、食事メニューを考えるのは大変かと思うが、よろしく頼みます。

 

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