[糖尿病・食事対策] 食べたもので体はできる!
-第5回 調味料を見直そう
スプーン1杯の調味料、意外とあなどれません
勝つために、厳しいトレーニングを毎日がんばる選手たちでも、食事コントロールを毎日!となると、なるべく簡単にあまり手をかけずにできないか……とお願されることもしばしば。
特に自炊している選手の場合は、トレーニングで疲れているうえに手の込んだ食事を用意するのは、かえって疲労のもとに。
そこで、まず改善させるのは、選手自身が普段よく作る食事メニューを大きく変えたりするのではなく、キッチンにある「調味料」をチェックし、変えてもらうことです。これだと、普段と同じように食事を作るだけですから、特に手がかかると感じることもないわけです。
例えば、体脂肪を落としたい選手の場合には、脂質は大敵。
肉の脂を避けているのに、油たっぷりのドレッシングを使っていたら、意味がありません。ですので、ドレッシングをノンオイルにするとか、カロリーカットのマヨネーズにするとか、脂質を減らしてカロリーをカットするようにアドバイスします。
おそらく、このあたりはダイエット中の一般の方でも実践されていることだと思います。
さらに選手の場合は、砂糖や塩などの基本的な調味料を見直します。
では、どのように基本的な調味料を変えていくのか、ご紹介していきましょう。