[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第44回 体幹エクササイズで安定歩行を
体幹が安定してぶれない歩行姿勢をつくる
近頃、スポーツ選手の体力づくりとして体幹の筋力強化が重視されています。理由は、走・跳・投・打のさまざまなスポーツ動作は腕や脚を駆使しますが、腕と脚が接合している体幹の安定性が競技力に影響するからです。
実験データによると、腕を動かす0.03秒前、脚を動かす0.11秒前に腹筋が収縮して体幹が安定するとされています。
例えば、フィギュアスケートをイメージしてみてください。ジャンプの成功も、スピンやスパイラルで美しい姿勢をキープするのも、軸がぶれない体幹の安定性がカギを握っています。
日常で何気なく行っているウォーキングも左右脚を前後に動かし、左右腕を前後に振って身体を移動する体幹を軸にした運動です。安定した姿勢で歩けるように体幹を強化していただきたいと思います。
そこで今回は、簡単にできる体幹エクササイズをご紹介します。