[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第46回 美しい姿勢で歩く
首の筋トレは安全な方法で
首は、司令塔である頭を載せ、前後屈、側屈、回旋のいろいろな方向に動いて視覚情報を得る下働きをしています。ところが、約5kgの頭を支えて動かす首への負担は大きく、首周囲の筋力が低下すると頭がぐらついて良い姿勢をとれなくなります。また、筋疲労から首痛や肩こりになったり、首の椎間板や関節が傷んで手のしびれなどの神経障害を起こす場合もあります。
40歳を過ぎると筋力はだんだんと衰えてきます。支障なく頭を支えて良い姿勢を保持するには、首の筋力トレーニングが必要です。ただし、首は無理に動かすと傷める恐れがありますので、安全な筋トレの方法をご紹介します。
首のアイソメトリックトレーニング
背と首をまっすぐにしたまま、手で頭を①前から、②後ろから、③右から、④左から押して首周囲の筋力を強化します。それぞれ「1、2、3、4、5」と5カウントしながら押して、前後左右を5~10セット行ってください。押す力は無理のないように加減してください。首の筋トレの後には、次ページで紹介する首のストレッチ体操を行っておきましょう。