ログインするとすべての記事が読めます

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第51回 登山のためのコンディショニング-その2

登山での上りの歩き方:ポイント⑨

ポイント⑨ 鼻呼吸でリズムを整えて上る

上り坂では、筋活動強度が大きくなるので酸素を取り込むために呼吸数が増加します。ミトコンドリアを活性化する最適な強度は、有酸素運動(酸素を使ってエネルギーを生み出す)の強度の上限です。

目安は呼吸のリズムと鼻呼吸です。もし、呼吸のリズムが乱れたり口呼吸になっていたりしたら、有酸素運動から無酸素運動に切り替わっている証拠です。これまでに紹介した運動強度を軽くする上り方を取り入れたり、その場で軽く足踏みをしたりして、鼻呼吸でリズムを整えてください。

 

著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。
前へ 1 2 3 4 5

教えて!健康運動指導士さん

「健康コラム」をもっと見る

新着健康コラム

「新着健康コラム」をもっと見る