[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第55回 ウォーキングストレッチ
ウォーキングストレッチで、血管掃除の作用も高まる
インターバルウォーキングは、「速く歩く→ゆっくり歩く→速く歩く→ゆっくり歩く」をくり返すので、血流速度に変化が起こり、血管内壁を擦るズリ応力(第28回参照)が生じて血管掃除をする作用が高まるとされています。
ウォーキングストレッチは、「歩く→立ち止まってストレッチ→歩く→立ち止まってストレッチ」をくり返すので、インターバルウォーキングより血流速度変化が大きく、ズリ応力も高まります。
さらにストレッチ自体が、固くなった筋肉を解して血管圧迫を緩めることにつながるので、ウォーキング時の血流が一層スムーズになります。また、ストレッチは筋腱を伸ばすだけでなく血管も一緒に伸ばすので血管の柔軟性も改善されます。
ウォーキングストレッチは、3~5分間のウォーキングとストレッチを2~3種目組み合わせて30分以上を目標にくり返します。ストレッチは、ウォーキングでの負担が大きい下肢や背部の種目を主に選びます。
では、次ページで主なストレッチ種目をご紹介しましょう。