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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第56回 ウォーキングとランニング-その1

ウォーキング、ジョギング、ランニングの違いは?

「ウォーキング」「ジョギング」「ランニング」。皆さんは、これらの違いをご存じですか?

ウォーキングは、両足または片方の足が必ず接地しています。これに対して、ランニングは足が接地していない瞬間があります。つまり、ウォーキングは地に足をつけて移動するのに対して、ランニングは空中を跳んで移動するわけです。そのため、ランニングはウォーキングより速度が速く、強度の強い運動となり、同じ時間行えばエネルギー消費量も多くなります。減量が目的なら、当然ウォーキングよりもランニングの方が結果が早く出ます。

ただし、ランニングで注意していただきたいのは、速度が速くなるのにともなって心拍数が増加し、着地衝撃が大きくなることです。心臓、血管、関節、筋腱などへの負担が強まるので、心臓病や高血圧症などの持病のある人や足腰に故障のある人にいきなりのランニングはお勧めできません。主治医とご相談の上、ウォーキングから徐々に身体を慣らしていきましょう。なお、身体に無理をかけないためには、これまでのコラムでお伝えしてきたセーフティウォーキングの方法を取り入れていただきたいと思います。

ジョギングは、ランニングよりも速度を落とした走りのことです。ランニングが速度を競うのに対して、ジョギングはゆっくりと身体を解しながら走ります。無理なく走ることを楽しんだり、前ページでも触れたようにスポーツの準備運動や整理運動として行われます。

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