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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第56回 ウォーキングとランニング-その1

ポイント②:ブレーキを強くかけない

ウォーキングでは、無理に歩幅を伸ばして着地足で突っ張るような歩き方をすると、ブレーキがかかって強い床反力が生じます。ランニングの場合も、ストライドを広げ過ぎて、体軸より前に踵から着地すると強いブレーキがかかります。

良いフォームのポイント2は、「ブレーキを強くかけない」ことです。ウォーキングでは、踵から足裏に軟らかく着地できるように適度な歩幅で歩きましょう(第1回第29回参照)。ランニングの場合もストライドを欲張らないで体軸の真下に足裏全体で着地します。
ブレーキングを小さくすることでスピードを落とさず、かつ、足腰への負担も和らげることができます。

 

著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。

 

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