[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第58回 ウォーキングとランニング-その3
故障を起こさない、効率的な走法
今年の東京マラソンは、ウィルソン・キプサング選手(ケニア)が2時間3分58秒で優勝しました。これは、国内レースでの最高記録で、日本選手のトップは4分24秒差をつけられました。近年、東アフリカのマラソンランナーがなぜこんなに強いのか?キプサング選手の話によると、「6歳の頃から学校の行き帰りで毎日20km走っていた」とのこと。しかも、彼の郷里は標高2千メートルの高地。そして、たぶん裸足か粗末な履き物で通学していたのだと思います。このような環境で身につけたのが、故障を起こさないで速く走る効率的な走法なのだと推察できます。
さて、今の日本では、キプサング選手と同じ発育環境を用意することはできませんが、ランニングフォームを真似ることは可能です。また、ときどきは、安全なところで裸足ランニングをするのもよいかもしれません。
今回も、故障を防ぐ効率的なランニングのポイントをセーフティウォーキングとともにお伝えします。