[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第64回 チェアエクササイズ-その1
チェアエクササイズは、関節痛のある人も安心!
1980年代、有酸素運動が重要であるとしたクーパー博士のエアロビック理論を受けて、その場ランニングやジャンピングを色々なパターンで行うエアロビックダンスが流行しました。
ところが、下肢への衝撃を反復することによる疲労骨折などの傷害が多発しました。そこで、ランニングやジャンピングを多用するハイインパクト(高衝撃)から水平方向へのステップを組み合わせたローインパクト(低衝撃)に修正されました。
また、前回ご紹介したステップ運動やステップの途中にダンベル運動、腹筋運動、スクワットなどの筋トレを組み入れるエアロビックエクササイズが行われるようになりました。さらに、1990年代には、高齢人口の増加に対処し、転倒防止と下肢への免荷ができる運動として、座って行うエアロビックエクササイズ(チェアエクササイズ)が考案されました。
今回は、関節痛や筋力低下などにより、ウォーキングに不安がある人向けにチェアエクササイズをご紹介します。