糖尿病教育入院・体験記
-第3回 いざ、入院!
教育入院中の生活パターン
このコラムは、医療機関に勤め糖尿病の知識が十分あるにもかかわらず、糖尿病教育入院に行くことになってしまった「もっち」こと私の体験記です。 (前回を読む)
糖尿病教育入院のスケジュールというと、検査や講義・指導、それから運動や食事の時間など、すべてがきっちり管理された生活を想像される人も多いのではないでしょうか。
もちろん、各種検査や医師や栄養士などからの講義・説明の時間、食事や就寝など、ある程度の時間割は決められています。けれども、意外に自由時間も豊富なのです。
自由時間には、施設内のフィットネスマシーンで運動をするほか、外出することができます。ただし、食事に関しては、病院が用意したもの以外は一切禁止されていますから、外出中はちょっとした誘惑との戦いかもしれません。
教育入院では、ほとんどの人が体重減少や臨床検査結果に改善が見られるといいます。しかし、退院後に次第に生活習慣が元にもどり、再度教育入院するという人がいるのもまた事実。糖尿病の改善に油断は禁物なのです。
入院中は食事や運動など、個人で行動していても食堂や施設内で同日程のメンバーと一緒になる機会は多々あることでしょう。糖尿病教育入院に参加することは、糖尿病に悩まされるもの同士、お互いのがんばる様子が励みになったり、自分のこれまでの生活習慣を省みたりするきっかけになるのではないでしょうか。