[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第17回 足のアーチをつくる-その1
足腰の故障の原因となる偏平足。偏平足と足のアーチの関係
足は全体重を受ける最も過酷な位置にあります。しかも、歩くときには加速度がつくため、体重の1.3~2.0倍(歩き方によって変わる)の負担が加わります。
足には、縦横にアーチがありますが、とくに扁平足に関係するのは、内側にある縦のアーチです(図1)。このアーチを支えているのは筋腱や靭帯ですが、これらが疲弊して弱ってくるとアーチが低下します。
いわゆる偏平足です。
その結果、歩くときに足に加わる負担を吸収できなくなり、足腰にさまざまな故障を起こす原因となるのです。
偏平足を防ぐために必要なことは、
(1)足に加わる負担を小さくする歩き方を身につけること
これは、当コラムの第1回~第5回でご紹介しました。
(2)足のアーチをつくっている筋腱の収縮力や弾力性を養うこと
(3)足に合ったシューズを履くこと
(4)日々の疲れを回復させること
この4点です。
今回は、このうちの(2)、足のアーチをつくる筋トレとストレッチ体操をご紹介します。