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[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ

-第39回 室内でのウォーキングドリル [座位版]

天候の悪い日は、室内運動に切り替えましょう!

今夏の前半は猛暑日が続いて、熱中症が多発しました。このような気候では戸外でのウォーキングをお勧めできません。そんな連日の猛暑日の中でも変わりなく賑わっていたのは、空調設備が整っている屋内の運動施設でした。

暑さ、寒さ、雨、雪、PM2.5などのために屋外で歩けない日は、年間かなりの日数になります。そんな時は、快適なコンディションをつくることができる室内での運動をお勧めします。

今回は、室内でできるウォーキングドリル(練習)の中から、関節痛や脚力低下、肥り過ぎのために立位での運動を避けた方がよい人向けの座位メニューをご紹介します。もちろん、関節痛などの問題がない人が行っても結構です。

 

座位での運動は脚腰に優しい

椅子や床に座って行う運動は、お尻で体重を受け止めるので、下肢には荷重がかかりません。そのため、股関節や膝関節などに故障がある人には最適の運動姿勢です。

高齢になると起こしやすい脊柱管狭窄症は、背骨が変形して、脊柱管という太い神経の通り道が狭くなって発症します。また、いろいろな姿勢での脊柱管内圧を計測したデータ(第31回参照)では、座位は立位に比べて脊柱管内圧が小さいのがわかります。
 

 

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