[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第67回 スクワット-その1
膝関節に配慮したスクワット ― 静止する
③静止するスクワット(アイソメトリックスクワット)
静止するスクワット(アイソメトリックのスクワット)は膝関節の転がり滑りをほとんど生じさせない方法です。
イスを使ったアイソメトリックスクワット
イスに座った準備姿勢から、上体をやや前傾してお尻をイスから少し浮かせたスクワット姿勢を保持し、準備姿勢に戻ります。スクワット姿勢は5~10秒間保持し、「少しきつい」と感じるまでくり返します。
バーベルを担ぐアイソメトリックスクワット
支持バーにバーベルを置いた状態の準備姿勢から、バーベルを担いで支持バーから少し浮かせたスクワット姿勢を保持し、準備姿勢に戻ります。
スクワット姿勢は5~10秒間保持し、「少しきつい」と感じるまでくり返します。
著者プロフィール:土井 龍雄(健康運動指導士/アスレチックトレーナー)
1975年大阪教育大学卒業。1975年より岸和田市立福祉総合センター、1980年よりダイナミックスポーツ医学研究所にてトレーナーとして勤務。2014年同顧問に就任。年間およそ2,000名にセーフティウォーキングを指導。
著書は「歩行寿命が延びる!セーフティウォーキング ― 脱・ロコモティブシンドローム ―」(三省堂)、「歩く人。長生きするには理由がある」(三省堂)。
東日本大震災で仮設住宅の高齢者が抱えるロコモへの対策をきっかけに開始した「歩く人。」プロジェクトに参画。この事業は2017年度(平成29年度)運動器の10年・日本賞を受賞。