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糖尿病教育入院・体験記

-第1回 糖尿病教育入院って?

血液検査の結果を見てビックリ!!!

自分が糖尿病患者であるとの認識はあった。にもかかわらず、特に運動もせず自由気ままな食生活を送っていた。ときどき急にダイエットに目覚めて運動器具を購入したりするも、長続きせず部屋のオブジェになる始末だった。

特にここ半年は、ストレスも重なってか、食生活が特に乱れていた。朝ご飯は食べず、昼食は外食で当然ご飯大盛り、夕食は遅い時間でだいたい22時頃。

加えて、ご飯は丼で大盛り(約500g程度、それだけで800Kcalもある)、おかずは家族の残した分まですべて平らげ、おそらく夕食だけで1,500Kcalは超えていたと思われる。ちなみに、身長170cmの私が1日に必要なカロリーは1,600Kcal程度(糖尿病患者の1日に必要なカロリーはこちらから)。

さらに寝る前にはスナック菓子、チョコレート、ラーメンなどを摂るようになっていた。夜食だけで1,000Kcalを超える日もあったということだ。しかし、こんな食生活を送っているにもかかわらず、体重はほとんど変動しなかった。普通なら、ここでおかしいと気づくべきだが……。

そして、こんな暴食を続けて4ヵ月ほど経つと、またもや2年半前の自覚症状が再現し、体重も減りだした。口渇や多尿はその前から多少はあったような気もするが、日常的に起こっているとあまり意識しなくなっていたかもしれない。

しかし、ちょうど職員健診が控えていたこともあり、その結果を見てまた生活習慣を見直せばいいやと安易に考えていた。

職員健診では案の定、前年より体重が4kg、ウエストも4cm減っていた。これは糖尿病が悪化して空腹時血糖やHbA1cも2年半前程度にはなっているかも、と思っていたら……血液検査の結果を見てビックリ!!!

●空腹時血糖:208mg/dL
●HbA1c:9.9%
●LDLコレステロール:151mg/dL

2年半前程度どころの話ではなかった。この数値を見て、さすがに楽観的な私も、えらいことになったと、自己管理できない自分の甘さ、情けなさを痛感せざるを得なかった。

これは食事療法と運動療法だけでは無理かなと半分諦めつつ、院内の先生の診察を受けた。何とかがんばれば薬物治療は避けられるかも……と一縷の望みを抱きながら。

しかし、即座に教育入院行きを命じられてしまった。
こうして私は、先生からの紹介状を手に、糖尿病専門の医療機関へ向かうこととなったのだ。

第2回へつづく)

 

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