[糖尿病 運動] セーフティウォーキングのススメ
-第20回 足の機能を取り戻すウォーキングシューズ-その2
つま先の上りが躓きを防いで蹴りだしをスムーズに かかとの丸みが滑らかな着地を導く
第6回でお伝えしたように、後方に蹴り出した足を空中に浮かせて前方へ運ぶとき、つま先と地面の隙間は約1cmしかありません。そのため、つま先の上りが悪い歩き方は躓きの原因になります。とくに、シューズを履いて歩くときは、その重さが加わるため、裸足に比べて少しつま先を上げにくくなります。
この躓きを防ぐために、シューズ底は図2の左図に示すように、つま先を1~1.5cm程上げる構造になっています。また、このつま先の上りは、裸足の指先のカーブと同じように、つま先の蹴り出しをスムーズにしてくれます。
また、第2回で解説したように、かかとから足裏へ滑らかに着地するには、かかと部分が裸足と同じように丸みのある構造をしていることがポイントです。